ブランドについて
ブランドストーリー
創業者の出会いとCamp Stoveの誕生
CampStoveのプロトタイプ(2006年)
ニューヨークのデザイン会社で出会った、のちにバイオライトの創業者となる二人-Alexander DrummondとJonathan Cedar-は、“持続可能なデザイン”への興味を通じて意気投合。アウトドアマンであり、化石燃料を使った既存のキャンピングストーブに不満を感じていた二人は、試行錯誤を重ね、それ自身の熱エネルギーを効率のよい燃焼に生かす小型のバイオマスストーブを開発します。そして、これがのちのBiolite.Camp Stoveの原型になります。
社会課題の発見とHomeStoveの開発
HomeStoveのプロトタイプ(2009年)
2008年、燃焼器具に関する会議に参加したAlexanderとJonathanは、世界中の多くの地域で電力が不足しており、安全で安定的な明かりや燃焼機器が供給されていないこと、昔ながらの薪によるかまど調理で発生する有毒なガスにより、多くの人々が命を落としていることを知ります。そして、それらの問題の解決に、自分たちの技術が役立つのではないかと考え、大型のHomeStoveのプロトタイプを開発。それは有毒なガスをカットした効率のよい燃焼を行うと同時に、携帯電話を充電したり、ライトを点灯したりできるものでした。
社会課題の解決とアウトドアマーケットへの進出
BioLite.CampStoveの発売(2012年)
HomeStoveを開発したAlexanderとJonathanは、課題を抱える地域に製品を広めていくため、継続的に資金を確保できるビジネスモデルの構築を目指しました。そこで二人は、課題解決のために培った技術を生かした商品を、アウトドアや防災用品のマーケットで販売し、そこで得た収益をアフリカやインドでの課題解決に投資するビジネスモデルを考えます(このビジネスモデルをバイオライトは“Parallel Inovation”と呼びます)。
Biolite.HomeStoveの供給開始(2013年)
そして、2012年に最初の商品「BioLite.CampStove」を発売。発電するキャンピングストーブとして、日本を含めた世界各国で大きな反響を呼びました。さらに、2013年からは、インドとウガンダで「Biolite.HomeStove」の普及プログラムを開始し、“Parallel Inovation”のモデルがスタートしました。
“Energy Everywhere”を目指して
現在のバイオライトは、アメリカ、ケニアに事務所を置き、引き続き、ビジネスと社会課題の解決を目指して企業活動を行っています。また、気候変動問題に対する発信とアクションを積極的に行い、米国アウトドア業界をリードする存在となっています。
ストーブのみだった商品も、ライトやソーラーパネルなどにラインアップが拡大し、各商品が連動したエネルギーシステムが構築されています。